藤田胃腸科病院でのIBD治療

胃腸に特化した専門技術を用い、ステロイドに頼らないIBD治療を目指している藤田胃腸科病院

藤田胃腸科病院

早期発見・早期治療により、患者さんの信頼に応える専門病院

クローン病と潰瘍性大腸炎の総合情報誌「CCJAPAN(シーシージャパン)」Vol.69(2012/8/26)号

早期発見・早期治療により、患者さんの信頼に応える専門病院
藤田胃腸科病院でのIBD治療 (クローン病と潰瘍性大腸炎の総合情報誌「CCJAPAN」:三雲社)

胃腸に特化した専門技術を用い、ステロイドに頼らないIBD治療を目指している当院の
本郷仁志院長、木村次宏副院長のコメントが紹介されました。

「早期発見・早期治療により、患者さんの信頼に応える専門病院」
藤田胃腸科病院でのIBD治療


クローン病と潰瘍性大腸炎の総合情報誌「CCJAPAN(シーシージャパン)」Vol.69(2012/8/26)号 掲載内容のご紹介

藤田胃腸科病院でのIBD治療

胃腸に特化した専門技術を用い、ステロイドに頼らないIBD治療を目指している本郷先生、木村先生にお話をうかがいました

ー早期発見・早期治療により、患者さんの信頼に応える専門病院ー

藤田胃腸病院 理事長 院長本郷仁志(ほんごう ひとし)先生

1989年3月大阪医科大学卒業。
1999年京都府立医科大学 医学博士学位取得。
2001年より藤田胃腸科病院勤務。
日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本内科学会認定医、日本医師会認定産業医など

藤田胃腸病院 副院長木村次宏(きむら つぐひろ)先生

1991年3月京都府立医科大学卒業。
1998年より藤田胃腸科病院勤務。
日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本内科学会認定医

  

 - 中小規模病院の長所を活かして - 


胃カメラ、大腸カメラの検査を受け持つ内視鏡センター

当院は1970年に、胃ガンの早期発見を目標に開院しました。現在は上記に加えて増えつつある大腸疾患、生活習慣病に注力し、「できるだけ早く(Speedy)」「正確な診断(Surely)」「苦痛の少ない検査(Softly)」の3Sをモットーに診療にあたっています。

また、平日8時からの早朝カメラ検査の実施や、予約外検査の受付など、総合病院とクリニックの間に位置する中小規模病院の特色を活かした、きめ細やかな医療を心がけています。

 - IBDの治療内容 - 


専門的技術を用いて、苦痛の少ない検査を行う内視鏡室

当院では、昨年1年間でクローン病(CD)約30名、潰瘍性大腸炎(UC)約200名の炎症性腸疾患(IBD)患者さんを診療しました。
比較的軽症から中等症の方が多いですが、劇症や重症化した場合には、連携する大阪医科大学病院などに紹介することもあります。

CDの治療は、トップダウン治療を取り入れ、初発の患者さんには、主として生物学的製剤を用います。
栄養療法、5- ASA製剤、免疫調節薬なども選択肢に入れ、患者さんの希望、病態を考慮して治療を行います。

UCの治療は、なるべくステロイドを使わないことが当院の基本方針です。
5- ASA製剤を基本に、増悪期には顆粒球吸着療法(GMA療法)を中心として、免疫調節薬、生物学的製剤などを用います。
UC治療は、常に次の治療選択肢を視野に入れて行うことが重要だと考え、個々の患者さんの病態に合わせ、さまざまな薬剤・治療法を組み合わせて行います。

 - IBDチームがプライマリー看護を実践 - 


IBDチームの皆さん。心のケアまで行うプライマリー看護を実践している

GMA療法は、副作用が少なく、また治療の特性から次の治療ステップに影響を与えない、他の治療との併用がしやすい、という特長があります。その意味では非常に使い勝手の良い治療法と言えるでしょう。5- ASA製剤だけでは症状をコントロールできない方は、GMA療法の適応と考え、軽症から重症まで幅広く使用しています。

当院ではIBDチームを結成し、治療中は透析の機械に精通した看護師が常に患者さんに付き添い、身体的、精神的なケアを行っています。GMAはインテンシブがより効果的と考え、可能であれば、増悪初期の1週間、入院していただき、週3回施行、効果を確認してから外来へ移行する方法をとっています。

 - 病気を理解し、継続治療を - 


GMA療法を施行する病棟の個室

IBDは再燃寛解を繰り返す病気ですが、悪くなり始めた時に、早期に適切な治療を受けることが大切です。大多数の方は、適切な治療を行えば、支障なく社会生活を送ることが可能です。
それには、継続治療が重要となります。患者さんに病気や治療について理解してもらいながら、安心して治療を続けていただけるよう医療提供者も努力してまいります。

繰り返しになりますが、IBD治療は早期の対応が重要です。
普段と違った症状がみられたら、自分で勝手に判断せず、すぐに主治医や専門医に相談してほしいと思います。