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藤田胃腸科病院

潰瘍性大腸炎・クローン病の治療について

従来より、潰瘍性大腸炎の治療において、ステロイドは中心的な存在でした。早く、よく効くことはだれもが認めるものの、長期使用による副作用や依存性(後の治療に影響があることなど)が問題でした。近年、潰瘍性大腸炎に以下のような新しい治療法もでてきました。当院では、そうした治療法を、積極的に使用することにより、できるだけステロイドに頼らない(使用しない)治療を心がけています。

1.白血球除去療法(顆粒球吸着療法−商品名アダカラム)

非常に安全性の高い治療法です。ステロイド離脱困難例や依存例にも有効ですが、むしろ、ステロイド未使用の患者さんの有効率が高いようです。当院では、白血球除去療法用の機械を常設しており、いつからでも(すぐに)使用可能な体制です。くわしくは、下記をごらんください。

顆粒球吸着療法とはhttp://www.jimro.co.jp/ibd/09gcap/gcap.htm
アダカラム治療可能施設http://www.jimro.co.jp/products/adacolumn/shisetsu.htm

2.生物学的製剤(レミケード)

ステロイド離脱困難例・依存例や免疫抑制剤など他の治療法を使ってもよく再発する患者さんがよい適応です。潰瘍性大腸炎に保険が通ってから日が浅いため、使用経験が多い施設は少ないようです。薬の詳細や使用可能な施設は下記をご参照ください。

抗TNF α抗体についてhttp://www.remicare-uc.jp/tnf/index.html
治療施設の紹介http://www.remicare-uc.jp/forpatient/search.html

3.免疫抑制剤

以前は、副作用を危惧され、使用量の少ない薬でしたが、重症例につかうタクロリムス(商品名プログラフ)、再発予防等に使用するアザチオプリン(商品名イムラン)は非常に有効で、上手に使えば、頼りになる薬と考えています。

4.5ASA製剤(商品名アサコール、ペンタサなど)

潰瘍性大腸炎の基本薬です。高容量での使用が可能となりました。高容量にすると、効果は増強しますが、副作用が増加することがないため、(特にはじめは)積極的に高容量で使用しています。

治療法で大事なのは、使用する薬剤の順序と組み合わせと考えています。現在の治療でお困りの患者さん、下血・下痢の症状がある患者さんはぜひご相談にお越しください。